先輩移住者と地元島民の努力で今の受け入れ環境がある
私が種子島に移住したのは今から16年前(2005年)。その頃は、空き家を借りたり求人に応募したり、移住者である私を比較的ウェルカムな感じで受け入れてくれました。しかし、よそ者を受け入れる環境は、先輩移住者の努力で築きあげられたものだと言うことを忘れてはいけません。その昔は、残念ながら一部の素行の悪い移住者(サーファー)がいた結果、移住者には家を貸さない大家がいたのは事実です。私自身、移住支援をする中でサーファーには家を貸さないと言われたこともあります。移住者が増えたので犯罪が増えたなどと、根も葉もないデマを流す人もいました。しかし、それは10年以上前の話しで、先輩移住者が地域行事に積極的に参加し、仕事を頑張り、子育てを頑張り、長い年月をかけて努力を続けた結果、私たちは住みよいこの町で楽しく暮らすことができています。我々をはじめ、これから移住する人たちも、家賃の未払いや、仕事の無断欠席など、常識のない行動のせいで、これまでの先輩移住者の努力が水の泡とならないように、地域に迷惑をかけないように生活をするべきだと、私は思っています。
鹿児島の最低賃金は793円(東京1,013円)
鹿児島県の最低賃金は、ご覧の通り驚きの低さです・・・。田舎で稼ぐのは簡単なことではありません。移住してすぐに仕事が見つかればいいですが、ことがうまく進まないケースもあるでしょう。経済的なことを理由に島を離れる人がいることも現実にあります。ある程度の備えをして移住することをおすすめします。