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種子島へ移住する前の自分へVol.02

名前風間辰広
移住した年2011年
出身地東京
家族構成4人

人生の大きな決断をして種子島へ

移住を漠然と考えていたあの頃、毎日仕事に明け暮れていましたね。家族に苦労を掛けたくないとお金があれば幸せになれると思っていたあの頃。気付けば全国を飛び回り会社で役職もある立場、給料も多く頂き、本来なら幸せを感じることができたはずのあの頃。経済面での安定と引き換えに家族を犠牲にして精神をすり減らして生きていたあなたでしたね。子供が大きくなるにつれて本当の幸せを考え直してみたいと思ったあなた、その決断は間違っていなかったと思います。勿論未来のあなたは仕事ばかり、いやお金の貰えないボランティアみたいなことで日々を過ごしています(笑)それでもあの頃とは違う充実感をあなたは感じながら生きています。ネットでたまたま見つけた種子島、1回だけしか下見にきていないのにここだと思って飛び込んだあなた。なんの根拠もないのに大丈夫と自分に言い聞かせ、見知らぬ土地で誰も知らない中に入っていった。けど安心してください、あなたが選んだ土地には沢山の心温かい人がいてあなたを支えてくれます。お金だけでない繋がり、あなたが求めていた幸せを感じさせてくれます。いい年してから始めたサーフィンもあなたの人生の一部になります。年齢も性別も立場も関係ない横のつながりで沢山の方と知り合っていきます。今まで生きてきた常識がひっくり返るような面白い人達にも沢山会えます。一人一人が個性的で自由です。あなたの中では大きな決断だと思っていたかもしれませんが、こっちにきて会う人、皆が何かしらの決断をしてきています。いやそんなに難しく考えないで来ている人も沢山いますよ、深く考えていたあなたが馬鹿馬鹿しく思うぐらいにね。未来のあなたは人生って面白いと思っていますよ。だからあなたが思う様に立ち止まらずに自分の心の声にそのまま素直に生きてください。そして何も知らないこの種子島を迷わず選んで大丈夫です、今の心配が馬鹿馬鹿しくなるぐらいなんとかなりますから。

未来のあなたはこんなことしてますよ

種子島へ来たときちゃんとした家もなく借り家です、よくそれで移住したなと思うぐらいですね。家を探せたのはたまたま立てもしないサーフィンの練習をしていた時に知り合った移住者のサーファー。家を探していると話をしたら探して連絡をくれた。そんな出会いからぷらぷらしていたあなたを色々誘ってくれます。そこから出会いも仕事も広がっていったよ。都会ではやったことのない農業も漁業も宇宙センターの仕事も全部繋がりだけであなたはやっています。そしてあなたは自分の夢でもあった独立を2012年に叶えます。島宿HOPEをオープンさせます。都会にはない集落という中に入って集落行事を沢山経験します。踊りをやったり草払いをやったり、大変だけど集落の方々とも繋がって、土地に根を張って生きる意味を実感していきます。集落の農家さんのコラボしようの一言であなたは種子島の果実を使ったジェラート屋さんまで2018年にオープンさせます。種子島への思いが年々強くなってくるあなたは種子島のためにできることを考えていきます。仲間と一緒に星コンなる島の独身者の方に島外からお嫁さんを呼んだり、サーフィン大会を立ち上げたり、移住促進を頑張ったりしています。商工会や観光協会、特産品協会色々な組織や立場に関わっていきます。スローライフを夢みていたかもしれませんが、あなたの未来は相変わらずハードライフです(笑)それでもあなたは充実感を感じています。種子島へきて娘も生まれます。学校行事も多くて大変ですが、その分子供たちとの思い出は増えていきます。未来のあなたは色々やりすぎて奥さんには相変わらず迷惑をかけています、そこだけはなんとかして下さい(笑)

種子島へ移住を検討している当時の自分へ

この道を行けばどうなるものか 危ぶむなかれ 危ぶめば道はなし

踏み出せばその一足が道となり その一足が道となる 
迷わず行けよ 行けばわかるさ

そう一歩踏み出せば見えない世界が見えてきます。だから迷わず種子島にあなたは一歩を踏み出せばいいだけです、あとは何とかなるから。

考えるな感じろ、それが一番大事だよ。

あとは種子島があなたを導いてくれます、未来の種子島で待っています。